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レポート04年1月

「てんしのおうち」お母様方のレポート 1月号

 「てんしのおうち」に通っていらしたお母様方の貴重なレポートを過去10年間の中から抜粋しています。(一部は相良敦子先生の「お母さんの発見」にも掲載されています。

 今月は、さまざまな悩み、問題点についてのレポートと、それに対する回答をご紹介します。

Q:提示の時、「やりたい、やりたい」といって待っていられないときがあります。なぜ、そうなるのか、またその場合の対応も教えて下さい。
A:正しい提示を行なっているかを、まずチェックして下さい。正しい提示とは、子どもが目で見て理解できる速さでしているか、正確で精密な動きで運動の分析をしているか、興味のあるところを強調し、自分で誤りの訂正ができるよう意識しているか、言葉でなく動きで伝えようとしているか、適切な言葉がけがあるか、などです。また、子どもを惹きつけるだけの魅力的な提示のためには、練習も必要です。また年齢によっては、長すぎる提示を見ていられないことがあります。そんなときは、区切って提示を行なう、以前に獲得している部分は省略するなどの工夫をして下さい。魅力的な提示は、必ず見てくれるはずです。多くは提示のスピードや運動の分析に問題があります。

Q:提示してもお仕事をしてくれないときや提示どおりにしないときはどのように対応したら良いのでしょうか。
A:まず、敏感期にあったお仕事なのかをチェックして下さい。大体の適応年齢というものはありますが、個人差が大きいので、本に何歳くらいと書いてあったからといって、ご自分のお子さんにあてはまめるのではなく、まず、お子さんをよく観察しましょう。また時期ばかりでなく、お子さんの状態によっても変わってきます。朝やらなくても、夕方やりだすということもあるのですから、あきらめず、提示や誘いかけをしましょう。また、提示どおりでないと、すぐに「違うでしょ」といって訂正してしまうことが多いのですが、それがお仕事として成立している以上、お子さんのやり方を尊重してあげてください。そのかわり、目的とは違うことをし始めたら、(豆のあけ移しで豆を食べる、投げるなど)さっさと片付けてしまってください。

Q:一つの事を毎日続けてしている時に次の新しいものを出すタイミングはどういうときがいいでしょうか。
A:1種類しかお仕事を用意していないのでは、タイミングがむずかしくなりますし、選択の自由がありません。常に5種類くらいはセッティングしておきましょう。そうすれば、様子をみて、よくしているお仕事とそうでないものもわかります。よくやっているものは2ヶ月でも3ヶ月でもそのままにしておいて、あまりやっていないものから新しいものに変えていくということができます。場所の問題もあるでしょうが、なんとか工夫して、5種類くらいセットできるようにしてください。そうすれば新しいものを出すタイミングがうまくいきます。

Q:子どもがお仕事をしている間の態度(うまい言葉がけ)がよくわからず、自分の未熟さを感じています。集中させるためには話をしないほうがよいと思ったり、つい言葉で訂正しそうになることが多いので黙っていようと思うと、例えばのり貼りで「これは何の形?」とたずねられたり「三角だねー」とか楽しそうに言ったりする「答えてあげたり、話してよいこと」にも黙っていたりしてしまいます。お仕事中はどのくらいお話(会話)をしてもよいものなのでしょうか?

A:お仕事中の言葉でいけないのは「ほら、違うでしょ」「だめよ」「さっきこうやらなかったでしょ?」という否定的な言葉です。それ以外はまったく問題ありません。お子さんが集中してお仕事をしているときには黙っているべきですが、そうでなく「なんの形?」という質問には、答えてあげないと、自分の人格を否定されたように思います。質問には答え、「三角だねー」「いい音だね」というようなお子さんの発言には、オウム返しという会話方法が一番いいでしょう。オウム返しとはお子さんの言葉をそのまま返してあげる、つまり「そう、三角だね。」「本当にいい音だね。」という具合です。これは、自分に同調してくれた、つまり認めてくれたというふうに受け取ります。その際、「三角だね。よくわかったね。すごいね。」などのよけいな語は付け加えないほうがいいでしょう。すごい、よくできた!を判断するのは子ども自身だからです。集中をさまたげない、否定語を使わない、この2点のみ心がけて、あとはもっと気楽に考えていいでしょう。

Q:包丁で切ることがとてもすきなのですが、良い提示のしかたはありませんか。切るのに良い食材はなんでしょうか。

A:切るのによい食材は、最初はきゅうりです。きゅうりはあらかじめ上下を切り落とし、たてに四つ割りに切っておきます。つまり細く長い状態です。これを1センチ幅くらいに切ります。きゅうりがきらいでしたら、人参を固めにゆでたものをやはり細く長くしておき、同様に切ります。提示の際、準備するものは、包丁、まな板、長い食材を入れた皿(トレー)、切った食材を入れる皿、エプロン、布巾、手拭きです。包丁は子ども用の切れないものでなく、できれば小さいけれどよく切れるものがいいでしょう。どちらも切ったら、きゅうりはそのまますぐに塩やマヨネーズで食べる、あるいはサラダにのせる、人参はスープはシチューの具に入れるなどして、必ずいっしょに食べることが大事です。提示の際、包丁の刃は向こう手前とゆっくりおろしますが、向こうの時に一度固定し、左手の指が下にないことを確認するようにしてください。上達したら、きゅうりは半分にし、厚めの半月切りに挑戦してもいいでしょう。ほかにはゆでたインゲンもいいですね。

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