モンテッソーリ で子育て支援 手作りのモンテッソーリ教育 おうちでできるモンテッソーリ教育

レポート03年9月

「てんしのおうち」お母様方のレポート 2003年9月号

 「てんしのおうち」に通っていらしたお母様方の貴重なレポートを過去10年間の中から抜粋しています。(一部は相良敦子先生の「お母さんの発見」にも掲載されています。

「自分でしたい」敏感期(自律と自立)

・幼稚園の名札は安全ピンなので、親は危ないと思うのですが、「自分で・・」と最近は時間がかかっても一人で取り外しをがんばってやります。(5歳10ヶ月)

日常生活の練習

・先日、幼稚園の保育参観があり、折り紙でお財布を作るという課題がありました。ちゃんと作れるかドキドキはらはらしながら我が子を見ていると、先生のお話を聞きながら、きちんと端と端を合わせてスムーズに折り、しっかりできていたのにびっくりいたしました。と同時に、「てんしのおうち」でのお仕事が頭に浮かび、いままで、幾度となくいろいろな場面で半分に折りたたむということをやってきたなあ、と思い出され、それがこうしたことに生かされていくということに改めて感心いたしました。(4歳9ヶ月)

感覚教育

・ビーズ遊びのとき、小皿を色と同じ数だけ欲しがり、色分けしてから、糸に通しています。しまうときも色で分類して片付けています。(3歳2ヶ月)

言語教育

・この間、お借りした赤いカード遊びはとても楽しく、声を出さずに読む、ジェスチャーで相手に伝える、などのお約束を守って、なかなか上手にできたので、自分自身で大満足だったようです。家族でいっしょにやり、たいへん盛り上がりました。(4歳10ヶ月)[赤いカード遊びは黙読を目的にし、動詞へとつながる教具です]

算数教育

・へび遊びはとても好きで、問題をやりおえたあとも、何度も繰り返し遊んでおりました。10の分解を本当に楽しそうに・・・。初めに10に置き換えること、その後の検算、自分でかぞえながら金ビーズに合わせていたと思ったら、次第に3と7、4と6という具合に、ビーズを組み合わせることを、自然に無理なくやっているではありませんか。改めてモンテッソーリ教育の素晴らしさを実感いたしました。(6歳2ヶ月)

文化教育

・(時計の提示を受けてから)「今、何時?」とよく聞く。好きなテレビ番組は何時になったら始まるかということを意識している。(4歳2ヶ月)

IT勉強会参加中の方より(一般コース第2期生の皆様より)

・子供の人格の完成に「自立」と「自律」が大切だと言うことは、モンテッソーリの大きな特徴の一つだと思います。私はこのことに関しては母親の態度が一番重要な鍵を握っていると思います。子育てをして痛感したのは、子供は大人が思っているよりたくさんのことが出来る。ということです。「子供だからできない。」「まだ小さいからやらなくて良い」と思っていたことを子供はやりたがり、やらせればできてしまう。(ときには失敗もありますが)、しかし、それをモンテッソーリは子供の人格の完成にまで昇華させているところに、驚きを感じました。(3歳10ヶ月)

・息子は、今回提示されていましたシール貼りが大好きです。2歳の時からシール貼りと袋詰めが好きで、シールの台紙はずいぶん作りました。電車が好きだったので、客車や貨車など好きなだけ連結できるような台紙を作り、1時間以上は貼り続けていました。今はロケットや数字が好きなので、ロケットの台紙や、数字のものを増やし、シールの大きさを小さくして(9ミリ)、レベルを工夫しています。電車は一枚に10個程度貼れるように、(1回に10枚位連結させています。)ロケットは70個、数字は55個の台紙です。シールは今までで、2000枚は貼っているのではないかと思います。時々大きくはみだしてしまうと、はがして張り直しています。その姿を見るとき、秩序感の表れかなと思い眺めています。(4歳4ヶ月)

・今回の提示ではさみの受け渡しがありました。何度も危ないから人に刃の方を向けないように口では言っていました。しかしなかなか治りませんでした。今回の提示で、はさみの先を実際に触らせ、危険であることを認識させました。次にははさみの刃先を子どもに向け渡そうとしたら、「怖いよ」と言って後ずさりました。その後に「持つほうを向けて渡さないと貰う人困ってしまいますね。」と言ったら、「分かった。」と納得したようで、その後はきちんとはさみを渡してくれるようになりました。ただ口で怖いと言ってもだめなんですね。なぜそれが危険であるかをきちんと教えなくてはいけないことを改めておもいました。(5歳11ヶ月・2歳2ヶ月)

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