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レポート03年10月

「てんしのおうち」お母様方のレポート 10月号

 「てんしのおうち」に通っていらしたお母様方の貴重なレポートを過去10年間の中から抜粋しています。(一部は相良敦子先生の「お母さんの発見」にも掲載されています。

「自分でしたい」敏感期(自律と自立)

・夏休みはのんびりと子どものペースで過ごしました。本人がやりたいといったものをさせ、強制はしませんでした。そのためお仕事の内容に偏りはありましたが、自分で始めたお仕事は最後の片付けまで、一人できちんとやっておりました。(4歳11ヶ月)

日常生活の練習

・私自身、敏感期は4~5歳で終わってしまったと思っておりました。レポートも毎月何を書いたらよいのかと悩んでおりました。でも先日のお教室で、100までのシール貼りをしている子どもの姿(全員が長時間ものも言わず、集中してひたすらシールを貼り続けていました。途中で飽きたりイヤになる子がでるのではと思っていましたが、一人もいませんでした)を見て、はっといたしました。もしかして、私が子どもの敏感期を見逃していたのではないかと反省いたしました。これからも子どもの姿をしっかり見つめていきたいと思いました。(6歳2ヶ月)【この項目はあるいは算数教育に入れたほうがいいのかもしれませんが(算数の数字の埋め込みをシールでやったものですので)、あえてシール貼りとしてとらえ、日常生活の練習に入れました。お母様のとらえ方、お子さんの見方が素晴らしいので】)

感覚教育

・最近は、気がつくとよく反対語を使っています。「ママの手は大きいね。私の手は小さい。」「ママの手は冷たいね。わたしのは温かいよ。」「このポテトは長い、こっちは短い」重いと軽い、明るいと暗いなど、必ず同時に使って楽しんでいるようです。(3歳)

言語教育

・文字を受けつけようとしない子どもに対して、どう接して、興味を持ってもらおうかと悩み、いろいろ教えてみたりしましたが、なんの進展もなく、先生にご相談してしばらく様子をみることにしましたが、そのままの状態で時が過ぎました。しかし気がついてみると、いつのまにか読めるようになっていてびっくりしました。今では、あのイライラ、やきもきはなんだったのかと思います。このごろは一人で本を読んでいるのです(4歳6ヶ月)

算数教育

・金ビーズや切手遊びを通して、まだ幼い子どもが、苦もなく10になったら交換すると  いう作業をしているのを見ると、小学校で繰り上がり繰り下がりでつまづくという子どもたちに、こうして教えてあげればいいのに、と思ってしまいます。(4歳5ヶ月)

文化教育

・地球がぺったんこになり、平面地図になる提示には、親の方が感動しました。子どもも おもしろかったらしく、家に帰ってから何度も父親や姉に説明してました。このような具体物を使った体験を幼児期にできる幸せを感じた1日でした。(5歳8カ月)

IT勉強会参加中の方より(一般コース第3期生の皆様より)

・提示についての問題点で、以前あった、豆のあけうつしで5歳すぎていた娘が興味がなかったのは、もう敏感期をすぎていて当然のことだということがわかり安心しました。提示をやりさえすれば、どのお仕事でも興味を持ってやってくれると思っていましたので、すぐにやめてしまうと「なんでやってくれないの~」とおもってしまったのです。子どもをよく観察し、今、何に興味があるのか知り、その上でお仕事を準備する必要があるのですね。(6歳0ヶ月 2歳9ヶ月)
・提示を行ううえでのポイントがよく分かりました。最終的には「自分のモノにしてしまう」つまり「自分のやり方を確立して出来るようになる」のが目的なので、選択の自由、繰り返しの自由、やめる自由、やり方の自由が保障されているのに納得しました。モンテッソーリの教育を受けた子が、「指示待ち」ではなく、自分の好きなことに積極的に取り組めるようになるというのも納得ができます。(3歳0ヶ月)
・日常生活のなかで、いっしょにできることが増えていくことは、私の喜びです。やりた いといったとき、どうしたらやりやすいか、どう伝えるか、考えることもしばしばです。こども用の雑巾を作ってみると喜び、おそうじのときもスムーズにいったのも、うなずけ ます。一緒にいられる期間は短い、というようにも思います。何でも、好奇心旺盛な今だ から、取り組めることも多いはずと思います。(2歳10ヶ月)

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