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コラム相良先生第6回

第6回 お仕事が育てる見通す力と段取り能力

 「忙しさ」がどんどん加速度をつけて迫ってくる昨今ですね。「忙しい」と喘ぎ、嘆くかわりに、モンテッソーリ教育に出会ったお母様がたが、「子どもの見方がわかり、関わり方がわかってくると、子どもと過ごす時間がゆっくり流れるようになった」とおっしゃる事実を私もじっくり見つめなければと思います。時間は同じなのに、「ゆったり」感じる秘密は一体どこにあるのでしょうか。

 モンテッソーリ教育を受けた子どもたちの特徴の一つは、この「ゆったり」感です。その理由は、「見通しをもって」「段取りよく」生活しているからでしょう。例の全国調査の中で共通していたことの一つは、学校から帰ってからの時間の過ごし方でした。まず、宿題をするか、体操服を洗濯機に入れるか、先に遊ぶか、など自分で決めて、夕食までの時間と夕食後の時間を有効に使いこなす子どもに感心なさるお母様方の報告が沢山ありました。その中には翌日の準備も含まれているので、「忘れ物をしない」というのが共通していました。「忘れ物が多い」というのが最近の小学生の共通の特徴であるのに、その正反対のことがモンテッソーリ教育を受けた子どもたちの特徴だというのです。

 また、沢山のお母様方が共通に書いて下さったことの一つに、「料理をするときの段取りよさ」がありました。例えば、ハンバーグを作るとき、必要な材料を先ず全部揃えて、きちんと並べる。それから順序よくテキパキと作り上げる。その手際のよさは大人顔負けだという報告が実に沢山あったのです。

 このような「見通し」のよさや「段取り」のよさは、モンテッソーリ教育のお仕事の仕方によって育ったものです。一方に、モンテッソーリ教育のお仕事は段階づけて順序を踏んで実行できるようになっていることが、段取りよく物事を運ぶ力を身につけたのでしょう。もう一つは、脳の前頭前野を使って、「考えて手を動かす」「目標に向かって行う行動」を丁寧に教えられ、実行していたためでしょう。「どのような順序で手の筋肉を動かすか」を意識して提示してもらい、自分で実行する幼き日々の経験が前頭葉を育てたのにちがいありません。

 「見通す力」「段取り能力」はとりもなおさず前頭葉の働きですが、モンテッソーリ教育を受けた子達は、その力を育ててもらったようですね。羨ましい!     

2003年12月22日  相良敦子

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