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コラム相良先生第1回

第1回 IT勉強会に祝福あれ!

 私が『幼児期には2度チャンスがある』を書いた動機の一つには、あるレポートとの出会いがありました。あの頃、二つの話題が沸騰していました。一つは、神戸の連続殺傷事件、もう一つは学級崩壊。この二つの出来事に様々の専門家がコメントしている最中でしたが、それらを読めば読むほど未だ誰も気づいていない大事なことがあると思いました。そして世に紹介しなければならないと思ったのがアイちゃん先生の手記なのです。
 【「あのね、あたしの心の中に悪いオニがいるの。そのオニがぶつの」というではありませんか。それを聞いて私は「ああ、この子も自分でもどうしようもないのだ。したくて、こうしているのではない。なんとかしてやらなければ」と思いましたが、その場は何もできず、ただただ泣くばかり。長女も泣き出して、はいはいしてきた次女はおなかがすいたと、これまた泣き、親子三人朝からどん底でした。(P107~108)】
 このどん底の状態とそこから這い上がっていった過程を述べられたこの文章には、汲んでも尽きない教育の現実と真実があります。この現実と真実に含まれていることを世に問うことが、あの本を書いた一つの目的でした。アイちゃん先生が、この時代にふさわしいモンテッソーリ教育のIT勉強会の方法を開発するまでに至られたのは、あの原点にあった凄い本質直感を思えば当然のことにも思えます。心からの敬意と拍手を送り、この勉強会に祝福あれ!と祈ります。あの手記の最後に、
【「もし、モンテッソーリ教育に出会っていなかったら、私は永遠に子どもの生命の素晴らしさに気づくことなく、子どもとは、うるさく、手のかかる、面倒なものだとしか思えなかったでしょう。そして、長女も、あのまま、いつまでも、ひねくれた子どもになっていたことでしょう」(111頁)】
と書いていらっしゃいますが、あれから月日が経ち、今のお働きやお子さんの素敵な今のお姿を見ると、あの言葉の内実が一層よくわかります。
 今、IT勉強会で勉強なさっていらっしゃる方々は、目下育児で悪戦苦闘中!の方々ばかりなので、今やっていることと将来の自分や子どもの姿との関連は全く予測できないことでしょう。そこで、私はこのことをこれから少しずつ述べていけたらなあ!と考えております。一昨年から約一年間に亘って、モンテッソーリ教育を受けた子どもたちのその後の姿について調査をいたしました。上は36歳になった方から下は小学校一年生、まで、北は北海道から南は沖縄・台湾まで様々の地方の約700名の方々について書いていただきました。それは一冊の本にするつもりで現在はまだ作業の進行中(忙しくて中断中?)ですが。この勉強会に参加なさっていらっしゃる方々が、ながーい見通しの中で今のことに努力なされるように願って次回から何か書かせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2003年6月30日      相良 敦子

 相良敦子先生のコラムがスタートしました。広島の音楽大学の教授として、またモンテッソーリ教育の第1人者として、本当にお忙しい中、IT勉強会で勉強されている方、HPをごらんいただいている方のために、寄稿してくださいました。育児に悪戦苦闘中の皆様の心がほっとやすらぐような相良先生の文章をどうぞお楽しみに。 アイちゃん先生
 注:相良先生がお忙しくなられましたため、現在では、新規の掲載は休ませていただいております。



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